観光業界(インバウンド)の動向
- 2019.06.30 Sunday
- 13:42
JUGEMテーマ:ビジネス
たまには頭の体操をかねて
真面目な話題を纏めてみる。
〜近時話題となっている「観光業界(インバウンド)」について〜
〔出典〕H30.8.31 観光庁
『観光ビジョンに掲げる目標値の進捗状況 及び
平成30年6〜7月の災害による訪日数への影響 [報告]』より
データを見れば、15年前には「500万人程度」であった訪日外国人が
近年急速に伸びていることが見て取れますが、2018年の速報ベースでは、
とうとう、6倍余りとなる「3,000万人」を突破したようです。
超長期となっている第二次安倍政権が「2012年」の発足ですから、
いわゆる「アベノミクス」による政策誘導の効果であることは明らかです。
私は安倍首相の経済政策が全て正しいとは思いませんが、この件に関して言えば
関連産業にはインバウンド需要による一定の「経済効果」があったと思われます。
兎にも角にも、2011年 東日本大震災の影響で落ち込んだ後、翌年以降から
右肩上がりの急上昇を辿っている点には、なかなか驚かされます。
2011年当時「1ドル=79円台」と「超円高」に振れていた為替相場は、
これも政策誘導にて円安基調で進行し、この記事を買いている現時点で
「1ドル=107.9円」という水準。これも、大きな要因です。
つまり、海外観光客には、日本で買い物しやすい状況が続いている訳です。
訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出は「約15万円」というデータがあり
単純計算で行けば、3,000万人×15万円/人=「4.5兆円」←訪日関係消費
少子化が進み、国内需要が伸び悩んでいる我が国においては、
インバウンド需要は、もはや無視できない規模の市場となった訳です。
さて私は、観光産業に直接関わっている人間ではありませんので、
だからどうこうという訳では無いのですが・・・頭の整理にはなりました。
グローバル化が加速する中、古い考えに固執することはリスク。
海外から急激に押し寄せる大きな波、そして、その波に乗ろうとする国内事業家、
何れにしても、旧態依然とした枠組みで対応できないことが増えている筈。
自分自身は、どのように考えて、向き合っていくべきか。