華麗なる一族
- 2007.02.05 Monday
- 22:54
小説を読もうと思っていた折、ちょうどドラマ化☆
日曜夜は憂鬱ですが、毎週見るのを楽しみにしています。^^
舞台は1960年代後半の神戸。
銀行の再編劇に財閥一家の人間模様が絡む物語。
原作は、「白い巨塔」の作者でもある山崎豊子が
30年以上も前に執筆したものです。
○阪神銀行…万俵大介頭取(北大路欣也)が率いる、兵庫の都市銀行
○阪神特殊製鋼…長男鉄平(キムタク)が専務を務める万俵財閥の系列会社
ドラマ開始以後、様々なブログでネタにされていますが
登場する企業、人物にはそれぞれモデルが存在します。
※ゴメンなさい、ドラマのネタバレになる部分もあるので
毎週の展開を楽しみにしている人は注意して下さい!!
いきなり、マニアックな話になりますが・・・
バブル崩壊以後、金融再編の波が新たに押し寄せて
銀行は合併を繰り返し、名前がコロコロ変わりました。
まともに覚えている人はほとんどいないと思います。
…かつて、我が家のメインバンクは
「太陽神戸銀行」という銀行でした。
文字通り「神戸銀行」と「太陽銀行」の合併により生まれた銀行ですが
この「神戸銀行」こそ、ドラマに登場する「阪神銀行」のモデルになった
と言われているのです。
…実は、神戸銀行もまた県内の6銀行の合併によって生まれた銀行で
大元は「岡崎財閥」率いる「神戸岡崎銀行」という会社でした。
そして岡崎財閥のグループ企業には「山陽特殊製鋼」という会社が…。
この会社は、1965年の倒産事件で経済史上に名を残しています。
つまり、
○神戸銀行→阪神銀行
○山陽特殊製鋼→阪神特殊製鋼
○岡崎財閥→万俵財閥
なお、「山陽特殊製鋼」はその後復活を遂げており
高校時代の友達が就職していたりします^^;
でも現在「太陽神戸銀行」という銀行は存在していません。
<1990年>
太陽神戸銀行は、三井銀行と合併し
「太陽神戸三井銀行」が誕生。後に「さくら銀行」に改称。
<2001年>
さくら銀行と住友銀行が合併して、「三井住友銀行」が誕生。
<2002年>
三井住友フィナンシャルグループを設立。
<2003年>
負債を一掃するため、子会社のわかしお銀行が三井住友銀行を吸収合併。
わかしお銀行が名称変更し、新「三井住友銀行」となる。
「三井住友銀行」=「太陽神戸三井住友わかしお銀行」
もうややこし過ぎて…文章で説明する気力がわきません。
気になる方はネットで検索していただければと思います。
とにかく、小説を遙かに上回る合併劇が実際に起きてしまった訳です。
…余談ですが、小説連載当時「阪神銀行」は実在する行名でした。
1999年、実在の阪神銀行は、経営破綻した「兵庫銀行」を救済合併。
「みなと銀行」として生まれ変わることになります。
2000年、みなと銀行は三井住友銀行グループの傘下に入ります。
原作者の山崎豊子はつくづくタダモノではないと思いました。。。
日曜夜は憂鬱ですが、毎週見るのを楽しみにしています。^^
舞台は1960年代後半の神戸。
銀行の再編劇に財閥一家の人間模様が絡む物語。
原作は、「白い巨塔」の作者でもある山崎豊子が
30年以上も前に執筆したものです。
○阪神銀行…万俵大介頭取(北大路欣也)が率いる、兵庫の都市銀行
○阪神特殊製鋼…長男鉄平(キムタク)が専務を務める万俵財閥の系列会社
ドラマ開始以後、様々なブログでネタにされていますが
登場する企業、人物にはそれぞれモデルが存在します。
※ゴメンなさい、ドラマのネタバレになる部分もあるので
毎週の展開を楽しみにしている人は注意して下さい!!
いきなり、マニアックな話になりますが・・・
バブル崩壊以後、金融再編の波が新たに押し寄せて
銀行は合併を繰り返し、名前がコロコロ変わりました。
まともに覚えている人はほとんどいないと思います。
…かつて、我が家のメインバンクは
「太陽神戸銀行」という銀行でした。
文字通り「神戸銀行」と「太陽銀行」の合併により生まれた銀行ですが
この「神戸銀行」こそ、ドラマに登場する「阪神銀行」のモデルになった
と言われているのです。
…実は、神戸銀行もまた県内の6銀行の合併によって生まれた銀行で
大元は「岡崎財閥」率いる「神戸岡崎銀行」という会社でした。
そして岡崎財閥のグループ企業には「山陽特殊製鋼」という会社が…。
この会社は、1965年の倒産事件で経済史上に名を残しています。
つまり、
○神戸銀行→阪神銀行
○山陽特殊製鋼→阪神特殊製鋼
○岡崎財閥→万俵財閥
なお、「山陽特殊製鋼」はその後復活を遂げており
高校時代の友達が就職していたりします^^;
でも現在「太陽神戸銀行」という銀行は存在していません。
<1990年>
太陽神戸銀行は、三井銀行と合併し
「太陽神戸三井銀行」が誕生。後に「さくら銀行」に改称。
<2001年>
さくら銀行と住友銀行が合併して、「三井住友銀行」が誕生。
<2002年>
三井住友フィナンシャルグループを設立。
<2003年>
負債を一掃するため、子会社のわかしお銀行が三井住友銀行を吸収合併。
わかしお銀行が名称変更し、新「三井住友銀行」となる。
「三井住友銀行」=「太陽神戸三井住友わかしお銀行」
もうややこし過ぎて…文章で説明する気力がわきません。
気になる方はネットで検索していただければと思います。
とにかく、小説を遙かに上回る合併劇が実際に起きてしまった訳です。
…余談ですが、小説連載当時「阪神銀行」は実在する行名でした。
1999年、実在の阪神銀行は、経営破綻した「兵庫銀行」を救済合併。
「みなと銀行」として生まれ変わることになります。
2000年、みなと銀行は三井住友銀行グループの傘下に入ります。
原作者の山崎豊子はつくづくタダモノではないと思いました。。。
山陽特殊…
ちょっと興味あったから驚いたわ(・_・;)
報道見てると…そう思うよねえ。
>ひやし さん
前会ったとき話したけど、
山特は興味深いね☆