出産ドキュメント
- 2011.06.14 Tuesday
- 10:35
「二日間休み取ったらええやん。」
という上司の言葉に甘えて
引き続き富山に滞在中。
暖かいコメントやメールをいただき
本当にありがとうございます。m(_ _)m
6月12日19時13分
体重3,014g、身長50cm
かわいい女の子を授かりました。
分娩所要時間、約25時間。
繰り返す陣痛に耐えながら、
嫁さんは夢と現実をさ迷い、
「冷蔵庫からコロッケが出た!」など
意味不明なうわごとを言いながらも、
頑張ってくれました。
病院に入ってからが、かなりの長丁場。
後から入ってきた妊婦さんに先を越され、
出てきた赤ちゃんの第一声を聞くことに。
他人やけど、立場的に共感して思わず涙が。
まぁ、先を越されてちょっと悔しかったりしたけど。
でも、距離的にまず間に合わないと思っていた
立会い出産が実現。(*^^*)
分娩室に運ばれてついにか!と思ったら、
今度は陣痛が間延び。
助産婦さん「なかなか来ないね…。」
夫「そうですね…(苦笑)」
沈黙が続く。
先生「うーん…もう出てくると思うけどねぇ。」
助産婦さん「後二、三回(陣痛)来たらセンセお願いします。」
打ち合わせ通り、引っ張り出され
ついに我が子とご対面!!
ところが、やっと出てきた赤ちゃんが泣かない。
すぐに先生と助産婦さんが取り囲んで
ノズルを鼻から差し込んで何やら吸引を始める。
別室に運ばれるのを見て不安一杯になったけど
ほどなくして、「フンギャーフンギャー」
嫁さんと顔を見合わせ安堵の一息。
珍しい事では無いそうですが、胎便が混じった羊水を
胎児が飲み込んでしまう場合があるらしい。
念のため保育器で経過観察となりました。
早く抱っこしたいなぁと
今はガラス越しに眺めています。
実際目の前に我が子が現れるのは…
何とも言えない気分です。
これまで全く実感無かったのに
徐々に込み上げてくるものを感じます。
立会い出産への考えは人それぞれですが、
自分としては、嫁さんの頑張る姿、
誕生の瞬間を目の当たりにして
素晴らしい体験となりました。
先行き不透明な時代に産まれる子供達ですが、
未来には希望を持って生きて欲しいものです。