リメイク版のび太の大魔境の所感
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    先日ゲオでレンタルしてきました。
    横に連れていた子どもさんが見るんだな…と
    思われただろうが、違う!大人が見るのだ。

    ※3歳の娘はまだアンパンマンに夢中で、
    「ドラえもん」というキャラは認識しているものの
    内容を楽しめる所までは辿り着いていません。

    子どもの頃、ドラえもんで育った人間として、
    私は、尊敬する人物「藤子・F・不二雄先生」を
    公言して憚りません。

    とりわけドラえもん映画(大長編ドラえもん)の
    影響は極めて大きいものがありました。
    シリーズ初期の大冒険は知的好奇心をくすぐられるもので
    今でも大人の鑑賞に十分耐え得ると強く思います。

    以下、ストーリーそのものの説明は割愛して…
    個人的な感想を率直に述べます。

    --------------------------------------------------------------

    声優一新後のリメイク作品としては第5弾となりますが、
    これまで「のび太の恐竜2006」以外のリメイクは
    微妙だったかなと、個人的に思っています。
    (宇宙開拓使は未見なので除きます)

    リメイク版恐竜は、声優変更後の第2期1作目という事で
    怖いもの見たさ半分でしたが、素直に感動出来る良作でした。
    最後の展開はオリジナルと異なるものでしたが、
    (恐竜時代から現代に戻る時、タイムパトロールの
     助けを借りず、自分達の力で戻ろうとする)
    これは不自然な感じは無く上手い改変だったと言えます。

    一方、新魔界大冒険、鉄人兵団に関しては
    どうしても「これじゃない」という違和感が強い。

    2作品とも、お話そのものが結構シリアスなんですが、
    リメイク版は、どうしても全体のタッチが明るめで、
    シリアスに徹していた旧作との違いは歴然です。
    「今の時代・子どもに合わせたもの」という観点で
    受け入れやすい雰囲気にしたのでしょうが、、、
    それでいて、お涙頂戴の感動シーンを強調するのは
    何か安っぽく、どうも入り込めない感じでした。

    更には、新作オリジナルキャラを突っ込んだり、
    ストーリーの流れを大きく弄ったり。ここら辺も、
    おそらく旧作ファンの不興を買っているのではないかと。

    ここで…話を戻して大魔境ですが、

    旧作は、個人的にシリーズ1、2位を争う好きな作品で、
    リメイクの出来にがっかりしたくはないと思っていました。

    冒険の舞台は、南アフリカのコンゴ盆地奥深くにある
    スモーカーズフォレスト。常に上空が雲が覆われて
    通常の衛星写真では発見出来ないという設定。
    (これを劇中で出木杉がもっともらしく語るので、当時は
     本当にこういう地域があるものだと信じ込んでいました)
    全人未踏の地への大冒険を求めるジャイアンの発案で
    いつものメンバー+犬一匹が旅立つストーリー。

    ※以下、ネタバレを含みます。


    ストーリー構成としては、
    ジャングル→サバンナ→高山→大峡谷という、おそらくは
    現実世界でも実在するであろうエリアを旅する前半部分と、
    目的地(犬の王国)に到着してからの後半部分に分かれます。

    前半はコミカルなイベントを織り交ぜつつ長い旅路を進めて、
    後半で物語の核心に迫って、ガラッと雰囲気が変わります。

    これは旧作を振り返っての感想ですが、
    細かい山場を何度も挿入する為、実際の尺以上に長く感じます。
    好意的に見れば、見ている側も冒険気分を味わえる実感作りに
    役立っていると言えますが、
    人によっては長ったらしいと感じるでしょう。

    この辺りは、リメイクで調整されるんだろうなと思ってました。
    テンポ良く進めることにこだわって、不要と思われるシーンを
    バサッと切り捨てる編集は、リメイクにありがちです。

    しかしながら、そんな想像を裏切って
    今回のリメイクは極めて旧作に忠実です。

    魔境を見つけるまでのシークエンス、それから
    どこでもドアを失って帰還不能に陥るまでの冒険シーン、
    何れも旧作に沿った丁寧な展開で、ほぼ改変はありません。
    細かいセリフの言い回しまでそのままで、
    まるで旧作を見返しているような懐かしさを覚えました。

    それでは、王国に入ってからの後半部分はどうか。
    こちらは、旧作でさらっと流していた物語の背景を
    補うような説明描写が付け加えられています。
    (改変はごく僅かで嫌みもなく、好感が持てます)

    バウワンコ古代兵器の「火を吐く車」や「空飛ぶ船」も、
    ちゃんと旧作を踏襲したものでした。
    最新CGを活用してデザインは一新されていますが、
    それはそれで古臭さが取り払われて良かったかも。
    王国の「科学技術が衰退した」事がきちんと説明された為
    「こんなショボイ兵器で世界征服を狙うんかいっ!」
    という旧作のツッコミどころも大分薄まっています。

    ゲストキャラクターのペコ(犬の王子)は
    人(?)物像がより深まって感情移入しやすくなっています。
    そもそも、「リトルスターウォーズ」もそうでしたが
    悪徳大臣にあっさり国を乗っ取られるというのは
    よくよく考えたら情けない話です。

    その点、本作でダブランダーが最後追い詰められる時に、
    国民から非難を浴びるシーンを新たに付け加えたのは
    「リトルスターウォーズ」のラストを想起する流れで
    これはアリだなと思いました。

    いやいや、旧作ファンとして納得いく出来栄えで満足。

    「たかがドラえもん、されどドラえもん」

    このストーリーが現代っ子の目にどう映って、
    何を思うのか、気になる所です。
    娘がもう少し大きくなってストーリーを理解出来るように
    なった時に、感想を聞いてみたいと思います。
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